福島で思うこと

　青木悦は5年前から肝細胞癌やパーキンソン病と闘ってまいりましたが、2０２５年2月22日、力尽き、死亡いたしました。
　生前は多くの皆様からご支援を賜り、本当にありがとうございました。

　東日本大震災の一年後、活動拠点を東京から福島に移し、震災後の福島で暮らすこと、命の重さ、戦後の歴史、憲法のこと、東京にいてはわからなかった福島原発爆発後の福島に住む人たちの複雑な気持ちなど、様々思いがあふれ、体力が日増しに衰えるなか、必死で書き続け、最後は多くの友人たちの支援も受け、小説「黙婆」として完成することができました。
　この「黙婆」の中に青木悦が生きています。関心のある方はぜひ読んでみてください。
　　　　　　　　　　　　　　 202５年２月末日　　　　坂本　鉄平