みなさま お元気ですか？
東北は今年、涼しい毎日が続いています。
7月になって、カーディガンを出してきたり、ふとんをひっぱり出したり、妙な天気です。去年のような、35度、38度なんて気温は困りますが、夏はそれなりに暑くなってくれないと、花たちがとまどってしまっています。
それでもこの2〜3日、セミのぬけがらがあちこちにあって、初鳴きも元気に聞こえました。。
私はもうすぐ誕生日、70歳になります。
われながらびっくりします。けっこう長生きできたなあ〜と。
今回のトップの写真は7月11日に鉄平が撮ったものです。我々の家から母屋への4メートルほどの通路わきの光景です。10日の参院選のあと、どうすればいいのか困惑していましたが、早朝、まん中の百合に朝日が当たって、何だかとても美しく見えました。東北各県はけっこうがんばって、改憲派ではない議員を選びました。危機的状況は広がっていますが、この百合にどこか励まされました。
がんばりましょう
2016.7.25
青木 悦
山背（やませ、夏、北海道・東北地方の太平洋側に吹く東寄りの冷たい風）が吹いて「寒さの夏」ですが、サルスベリはそれなりに元気に咲いてくれました。
憲法を変えないよう……がんばりましょう
青木 悦 ―福島から
庭のすみにタチアオイが咲きました。途中で枯れたりして目立たなくなっていたのですが、こんな風に光を透した写真になると、その美しさにハッとしました。これも写真のマジックのひとつでしょう。
土地に合っているのか、アジサイが次々と咲きました。左は福島に来た年に挿し木から育てたガクアジサイです。右は以前からある身長3メートルにもなる樹で、どうやって小さくしていくか、悩んでいます。
この家のあちこちに咲くスイセンノウ。色がきれいで周りを華やかにしてくれます。漢字では水仙翁とか酔仙翁とか書くようですが、フランネルソウの別名です。
左はリリポップ、右はミソハギです。日照不足、暑さ不足の今年、なんとなく一所懸命咲いているように見えます。
大好きな野の花があちこちに咲いてくれます。
上はいつも山野草をいただく近所の人がわざわざ持ってきてくれたノアザミです。吸い込まれるような美しい色です。私の仕事机からすぐ見えるところに植えました。そのあたりが何となく山野草コーナーになってきています。
母屋の右側の庭です。キョウチクトウの下に山百合、右に赤く見えるのはクロコスミア、前面がロザンネイ（フーロの一種）。一緒に咲く時期は短いのですが、その一瞬は心をなごませてくれます。
下の写真ノアザミをくれた人から去年いただいたキスゲ。
今年初めて植えた花たち。上がユウゲショウ、下はフロックス。
去年の暮れから南の庭にあった古い物置をこわして少し新しくしました。写真の背景にある木の板壁がそれです。その空いた土地に全く新しい花壇を土入れから作りました。美しい花壇にするつもりでしたが、なんとどまん中に巨大なオオマツヨイグサ（月見草）が……。でも好きな花ですから喜んでながめているのですが、近所の人は事情を話すと大笑いでした。ひとこと付け加えれば、河原や土手から盗んできたものではありません。鳥や風が運んでくれた種でしょう。
